ordinary day

思ったことを気ままに。日々向き合って、自分や生活を心地よく。人を照らせる人間になりたい。音楽やカフェ、旅や自然。

二極化

私が好きなのは、個人や夫婦などでしているお店。
お店によってなにもかも違うから面白い。
お店は人がつくる。

そういうお店ってきっちりしたマニュアルなんてないから、なにが良いか悪いか、どういう理念をもってするかはそのお店の主が決められるという特権がある。

なにかと融通を効かせてくれたり、凄く隅々まで気が利いていたり、お客様の空間と時間を大切にしてくれているなぁという印象のお店
があれば
回転率のよさ、早さ、利益の方を大事にしてお客に優しくないなぁという印象のお店
もある。

私たちはお客として、お店を選ぶことができる。
お店側も、お客さんを選ぶことができる。

合うか合わないか。
お腹を満たせたらそれでいいのか、急いでいるのか、それともゆっくりしたいのか。
それだけ。

そこがマッチするか。
時によってお店も使い分ける。
お店側だって自分達のそのやり方を分かってくれるお客さんを呼び込んでいる。


どうしてそんなことを思ったのか。
昨日、たまたま祝日と私の休日が被って、いつも火曜が休みで行けないお店が祝日だから開いていて行けた。
念願の…!!って思って行ったらなんか違った。
あまりお客さんのことを考えていない感じ。
カフェの定食みたいなのを食べた。
ミニデザートもそこに一緒に乗っていて、ゼリーだからそれが常温になっていくのが嫌でご飯を食べるのに気が焦った。
まぁそこは他のお店でもよくあるから私の気にしすぎもあるからいいけど。

別でケーキを頼んでいた。
明らかにご飯が半分くらい残ってるところで「もうデザートをお出ししてもよろしいでしょうか?」って聞かれた。
えっ?って思った。見てどんな状況か分かるよね?まだ食べているのですが…
冷たいものは冷たく、温かいものは温かく食べてもらうという理念はないのだろうか。
その一言でもっと早く食べないとっていう気持ちが生まれた。

水だって、セルフだったの知らなくて日本でも水出さないお店があるんだと思っていた。
帰りにセルフ式で置いてあったのを見てようやく気付いた。
そういうのって、一言添えるべきじゃないかな。

お席は90分制。

会計のときも、ホールの人が居なかったから、キッチンで忙しそうにしている1人がきて、値段を言って、私がお金を出している少しの間でもすぐ後ろを向いて作業をして少し待たせて戻ってきた。お待たせしましたも無かった。
奥を見たらベビーカーが置いてあった。
色々察した。
小さなお子さんがいて、子育てがあるなかの営業。ご夫婦でキッチンをしていてホールの1人はアルバイトかな。

あーあ。なんか全体的に行き届いてないなぁ。って思った。もうここには来ないな。
キッチンが忙しいなら、その空気をお客には届かせないようなホールの人のかなりの気の回しが必要だと思う。
手が行き届いてないなら、そんなに回転率にこだわらず、ピーク時は人を1人増やすとか、客席を減らして空間をゆったりとるとかした方がいいのでは?

お子さんがいて、利益が必要なのも分からなくもないけど。。

それならせめてアルバイトの教育をもう少しきちんとするべきでは。

ここはお客側を重視していないお店なんだなぁと残念だった。

こんな出来事。


大体どっちかだ。
個人店は、人を雇えるほどの利益はあまり出ず、それなら自分がするのだけれども、出来ることにも限界がでる。
それをちゃんと理解して割りきった上で自分のできる範囲(メニューの数を少なめにする、席を少なめにする)で、一人一人のお客さんと丁寧に接する。

どうやったら利益が出るかと回転率や効率のよさの方を先に考えてお客さんのことは二の次。か。

どっちが長い目で見て良いのだろう。
って考えた。
私は最後に残るのは人だと思うけど。