ordinary day

思ったことを気ままに。自分を構成するものとは。他者とは。旅や自然。

11泊12日間、誰とも通信せず旅をして感じたこと。

私の東北一周の旅の目的は、

『一度も足を踏み入れたことのない東北にただ単に行きたい』

『旅先で人とコミュニケーションをとる』

蔵王の御釜を見る』

『できるだけスマホに頼らない』

『宿も具体的な計画も経てずで私はどんな風に過ごすのかを自分でも知りたい』

が主だったかなぁ。

普段から人付合いが多い訳じゃないけど、LINEとか職場で毎日会っていた人とほぼ遮断して過ごした中で感じたこと。


『人とコミュニケーションはそうそうとれない』
これは私の性格上もある。店員さんや駅員さん以外と色々お話しできたのは僅か10人もいかないくらい。
見ず知らずの私に何かご馳走してくれた方も居た。
ご好意に甘えたけど、逆になんでそんなことをしてくれるのか。
私も旅をしてる人に出会ったら、話を聞きたいなぁ。


『大体の人は聞けば親切に教えてくれる』
みんな、親切だ。
ここには書いてないちょっとしたハプニングがあったりしたけど、自分の中で終わらせないで、声を出したら大体の人は力になってくれる。
私に関わってくれた方々に感謝。


『良くない意味で声をかけて来る人に目をつけられた瞬間がわかる』
良くわからないけど、うわっ、目つけられた。って大体、目線で分かる。
そういう人って何か見る目が違うんだよなぁ。
声のかけ方も「○○ってしりませんか?」「○○ってまだ開いてると思う?」ってパンパンのバック背負った地元民に見えない私に聞く?ってことを切り口に声をかけて来る。
でも外国人はどちらかと言えばストレートだった。
これもまた勉強になった。


『この時期(10月中旬)の東北は、寒い&日が短いので1日の行動時間も短くなる』
当たり前のことなんだけど、本当に思ったよりも寒かった。前もって長期予報で気温は一応把握してたから結構準備してきたつもりだけどそれでも寒かった!
やっぱり、日が短い&知らない土地だと不安になるし、寒いので外にいるのが辛くて結局ファミレスとかで時間を潰すことも多々あった。
もしこれから、日本各地の旅に出るなら春を迎えてからが良さそう…



『一人で生きていくしかないけど、社会的に支えられている』
常に一人だし、一人だと思い込みがちだけど、本当に一人なんだけど一人ではない。
目的地まで運んでくれる人、食事を提供してくれる人がどこかにいる。
対価としてもちろんお金は支払ってるのだけど、そうしないと今の所、私は生きられないんだなと。


『なんにも知らない』
本当になんにも知らない。その土地のこと、歴史。
東北は震災があったけれど、結局私が巡ったところはどんだけ被害があった所なのかさえも分からなかった。
ニュースで良く聞いた町もいくつか行ったけれど、私が見る限り、私が知るごく普通の生活がそこにはあった。


『私は目的地はあまりなくて、発見や出会いを求めてた』
旅をしてて、特に行きたい所って思い浮かばなかった。
目的を決めてそこに行くよりは、こんなところあったんだって発見したときの方が凄く心が動いた。
あと、色んな人と話をするのは得意ではないんだけどやっぱり好きだ。


『定めた日数で定めた場所を巡るのは割とハード』
11日間で6県を巡る。行き帰りの交通機関の予約は取っていた。
そうすると絶対に最終日にはそこに帰らなきゃいけないから、無計画といってもその辺はちゃんと考えて動く。
もっとゆっくり居たい所に長居できなかったり、思ったよりも時間が余ったり、何しろ移動時間が一番長い!
電車に乗ってる時間も好きなので私はあまり苦では無かったけど…
本当に自由な旅と言う私の理想にはならなかった。

いつか本当に、期限を決めないで赴くままに赴く方向へ旅をしたい。
いつかを使うのは好きじゃないけれど、こればかりはいつかになってしまうかな…



『どこにどれだけ居ても私は私。変わらない。』
最終的にはここに行き着く。
だから目的も達成できたかというと、物理的なことは達成できたけどあとはどうだろうか…
胸を張っては言えないかもしれない。
私は私の中にしかいない。改めて思い知った。



なんだか帰ってきてからなんにも失くしてないのに、むしろ色んなものを得たはずに、空っぽの気がしてる。
何をどうしたらそれが埋まるかはまだ分からない。

それでも、どうにもできないから、流れてくる日々を自分なりに過ごしていくしかない。