ordinary day

思ったことを気ままに。日々向き合って、自分や生活を心地よく。人を照らせる人間になりたい。音楽やカフェ、旅や自然。

「僕はきっと今いつかの夢をの上に立っているんだね 僕はきっと今誰かの夢の上に立っている」

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RADWIMPS夢番地の歌詞。

私はこの曲の歌詞を人生の様々な節目でふと頭のどこかで思い出す。

初めて聴いた何年も前から、消えては沸いてくるようにあるところでひょこっと思い出す。

その日がまた今日きたようだ。

 

何がそんなに私の中に残っているのだろうか。

それをなかなか言葉にするにのは難しいのだけれども、できることなら一番しっくりくる言葉で、書き留めておきたくなった。 

 

 

夢。自分の夢。叶えたいこと。なりたい自分。大なり小なりいくつもある。

だけそれをする為にはいくつかの犠牲や捨てるものがでてくる。今の状態ではどうにも出来なくて(本気ですべて捨てて向かえばできるのかもしれないが)、それが自分の中で凄く悔しくて悔しくて。

だけど、一方でその私のやりたいことを容易くやってのける、なりたい像みたいな人がそばに現れた。(本当は努力や頑張りがあるのだろうけど、あるいは性格上その人自身には苦ではないことかもしれない)

その人がとても羨ましくて羨ましくて、なんならその人を構成する要素が欲しいと願わずにはいられなかった。

 

「僕が立っているここはきっと誰かの願っている場所で
 誰かが立っている場所はきっと僕の望む場所で」
 
「誰かがきっと今僕にとっての夢を叶えてくれてる
 僕もきっと誰かにとっての夢を叶えている」

 

私の願っている場所。私の叶えたいこと。誰かがそこで叶えている。叶えてくれているところを見せてくれている。

自分の立っている場所は誰かが願ってた場所だなんて思うほど、自分に何かがあってちゃんとしたところに立てている自信はないけれども。

けれどこんな私の立っている場所も誰かにとって望む場所かもしれない。

私にとって望む場所を身近にやってる人がいるから。

応援したくもなるし、それをそばでこれからも出来ることなら見させてほしいとも思う。

だけど最後にはやっぱり、私はその場所に行き着けないのだろうか?

と思ってもしまう。

やっぱり自分の叶えたい場所には自分で行きたい。自分がそこに立ちたいと願う。

だけどその為には今の自分や行動や環境じゃだめなのだ。

 

 

「息を吸って そして吐いて それだけじゃ喜べなくなって

 欲しくなって あれもこれも あの人のも 」

今の私は、多分そう。

普通に生活していて、今の自分じゃ物足りなくて、あの人の要素が欲しい。自分にないから羨ましい。自分にも欲しい。

あの人の場所に立ちたい。あの人のようになりたい。

あれもこれも無いから欲しいという欲張り人間だ。

 

「だけど
 僕にあって君に無くて 君にあって僕にないものがあるから
 僕は君を 君は僕を 好きになれたんでしょう」

きっと私には無い要素はたくさんあるけれども、私にしかない要素もあるはず。

私にしかない要素があるから、叶えられるものがある。

逆に言うと私にしかない要素があるから、叶えられないものもある。

こういう歌詞は恋愛ソングとかでよく見るけれど、この曲の全体像から考えると単にこの意味ではない。

「自分もちゃんとなにかしら持ってるから忘れないで」って言われているようだ。

人の要素を羨ましがって欲しがるんじゃなくて、今持っている自分の要素を誇りに思ってそれを強みに、自分は自分のやり方で叶えていくべきなんだ。

自分を持って叶えたい場所にいけるなら、それ以上望むことはないだろう。

 

 

 

「叶えた夢の数を数えよう

 叶わない夢は誰かがきっとどこかで」

 

「僕はもう数え切れぬほどの夢を叶えているんだね

 ごめんね これからはね ずっとずっと一緒だから」

 

叶えてきたこともたくさんきっとある。

自分が持ってるものもきっとたくさんある。

だけど忘れがちだ。

叶えたいもの。叶えられないもの。自分に無いもの。

そっちに焦点が行きがちだ。

 

だけど、前者の方を忘れないでね。あなたの立っている場所はいつか望んでた場所で、何とも比べられないから、誇りをもってそれをずっと一緒に持って行ってね。

あなたはあなたを持ってその中で最善の方法で進んでいけばいい。

あなたの持つもので立てる場所があるし、出会えるものがある。

もしそれでも叶えられないあなたの夢は、誰かが叶えてくれているよ。

そしてあなたもそうなり得る。

 

と言われているようで、少し切なくて諦めに似たような。自分を受け入れて進めるような。でもやっぱりどこか悔しくてまだ諦められない。自分を探している。

こんな色んな感情が渦巻く大事な一曲。