今日は、お休みだった。
髪をだいぶ伸ばしっぱなしだったので、髪を切りに行った。
ついでに年始だし、バーゲンやってるしぶらぶらショッピングをしに行った。
美容院、私は苦手だ。
なんだかきらびやかな場所な気がして私には場違いのように感じてしまうから。
美容師さんとの微妙な距離感が心地悪いから。
だから今まで特定の美容院を作ってこれなかったし(1回目はよくても2回目からは話すことがなくなる)、それが嫌だから美容院に行く頻度も女としては少なめだと思う。
今回は4か月ぶりの美容院。もちろんいつも指名などしない。
今回もどんな時間になるか若干不安だった。
だけど、今回はとても気持ちよく過ごしてお店をあとにすることができた。今回はカットだけで短い時間で済んだからかもしれない(いつもはカラーもしている)
これもなかなか久々だ。ここのところ美容院では、あまり気分よくお店を出ることができてなかったから。
なんか気持ちよかった。
それに加え、苦手な美容院でこれだけ話すほど今私は人と話すことを欲しているのだと気づいた。
美容室をでてからは、お店を見て回った。
私は普段から特別流行を追ったりしてないし、暑さ・寒さの調節ができてまちなかで特別浮かない普通の服を着れればそれだけで十分だ。こんなんだからアクセサリーもほとんどつけない。(さっきから女子のかけらもない)
普段から服飾にお金をそれほどかけない。今回服を買ったのも何か月振りだ。
そして、お店を回っていて思ったこと。
どこにいっても特別これが欲しいというものが特にない。どこのお店も同じようなデザインの服を売っている。流行はコントロールされているのだと改めて思う。私にとって服は、温度調節のようなもので、多少の好みはあるもののよっぽど変なものでなければ着る。だから例えば人から、「これ着ないからあげるよ」と言われてもらえるとしたらそれはもうばんばんざいだ。服にお金を使う人間ではないから。特別着たい服も無いから。変に思われなければそれでいい。
あぁ、私の欲しいものはここには無いんだ。ここでは手に入らないんだ。そう思った。
お店の中はもわもわ気持ちの悪い温さ。
外の空気が恋しかった。
それから何駅か歩いて帰った。
今日は光が邪魔をするところでも星がとても綺麗に見えた。(光が強い星だけだけど)
いつもより数多くの星たちが見えた。寒さなんて忘れてとても気分が良かった。何度も空を眺めて、立ち止まって歩いて、また立ち止まっては歩いてを繰り返した。鼻歌なんて口ずさんでいた。このままずっと星を眺めて歩いていたいと思った。こうして歩いている私は、何者でもない、自然の中に存在しているありのままの私でいることができる。それが私の望んでいる自分の姿なのだ。一番心を開いていられる自分の姿なのだ。
きっと光のない場所に行けば今日は満点の星空が見えるんじゃないだろうか。
私の欲しいものはこういう所。こういう部分。こういうことでしか手に入らない。
お金を出せばすぐ手に入るようなそんな単純なものではない気がする。