半年ぶりくらいに地元に帰ってきた。
半年だなんて凄く頻繁に帰っている方だとは思う。
私は今現在、交友関係が数年前とほぼほぼ変わらず。（というか、学校とかに行かない限り付き合う相手も自分で選ぶから逆に減ったかもしれない）
生き残り戦みたいなもんで、昔から付き合う人がぽつりぽつりと減っていく。
その代わりに付き合う人が新たに増えることもあまりない。
昔からの付き合いの人が多いから、必然的に地元に友達が多くいることになる。
なんでだろう。こっちに出てきての専門学校での付き合い、アルバイトの付き合い、職場での付き合い…
ほぼ今に繋がっていない。
なんでだろう。
今日は高校からの付き合いの子と会った。
私がこっちに出てきてからも、ちょこちょこ会っている子。
なんか、変わってしまうんだなぁと思った。多分私もその子も。向かう方向がそれぞれあるんだろうなぁ。
その子はもう少しで籍を入れるらしい。結婚というものがその子の中心。前々から同棲もしている。家庭には入っていなくて、働いているけれども、誰かと共にする人生、誰かが自分の生活の中にいる日々だから、行動にも制限が出てくる。それがダメな訳じゃないし、選んだ人と一緒になってその生活が生まれたんだろうなぁと思う。
誰もがきっとそういう時は来るんだろう。（多分）
私は今はどっちかというと結婚願望はなくて、誰かと一緒にいるために自分の行動が制限されるのは考えられなくて、自分がしたいときにしたいことができないなんてそんなの嫌でたまらない。
きっとその子とは全く違う方向を見ている。
だからその子と話しにズレが少々生じるなぁと感じてしまった。
多分見てるものが違う、生活の照準が違う。
よく聞くことだけど、結婚してから、子供ができてから、その時その時で付き合う人が変わってくるって。そりゃ当たり前だよなぁ。生活の中心が自分の人と、そうじゃない他の誰かの人と（夫や子供かな？）全然違うもん。
聞いていたけれども、本当に自分で感じるまでは分からなかった。身をもってこういうことなんだって理解した。
少し寂しいけど仕方ないことだよなぁ。とも思った。
どちらが変わったとかダメとかじゃなくて、自然のなりゆきなんだよなぁ。
またどこかでお互いが近づいて交わるかもしれないし、このまま平行線、はたまたもっと背けるようになるかもしれない。
暫く会ってないあの子やあの子ともそんな感じになっちゃうのだろうか。
付き合う人が自然と変わっていくのだなぁ。
分かるけど、寂しい。
寂しいけど、逆らえない。
ここ何回か実家に帰ってきたときは曇り空か雨ばかりだったのだけど、昨夜は久々の晴れの夜空。
明かりの無い静かな黒いまちに、満点の冬の星が、私の見たい景色が、当たり前のようにそこにあった。
