ordinary day

思ったことを気ままに。日々向き合って、自分や生活を心地よく。人を照らせる人間になりたい。音楽やカフェ、旅や自然。

彼女の生活を覗かせてもらう。

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1年くらい会ってない友達に会いに行った。

いつもは人に会いに行くよりも、どこか場所や景観を求めてどこかにいくのに、人に会うことを目的に動いた。

だから別にどこかを観光したいとか、ここに行きたいとか、これが食べたいとかっていうその他のことは何もなかった。

 

ただただ、私の知らない街を、彼女の生活の拠点の街を、話したり話さなかったりして一緒に歩いた。都会の街なんてどこも同じようなもんだと思う。だけど意外にも街にだってそれぞれの特徴があるんだと気付いた。

ご飯だってその土地の有名なものを食べたわけじゃなくて、彼女の家の近所の彼女のお気に入りのお店でご飯を食べた。そしてまた話したり話さなかったりの二晩を過ごした。

いくら会ってなかったとはいえ、ずっと一緒に居ると話すこともなくなってくるなぁと感じる。それが別に嫌なわけではないし、心地よい沈黙もある。

そして、最近どう?どんなことしてる?と根掘り葉掘り聞いたとしても、その生活を見たことはないから全く想像もできない。

結局のところ、こんな風に一緒の時間を過ごして、彼女の行く場所、話す言葉・事柄、咄嗟の判断、人との接し方、お金の使い方、服装…そんなのであぁ、今こんな風に生活しているんだなぁって感じとるくらいしかできない。むしろ、そういうのが一番彼女の今を表しているのではないかと思う、

 

人の話の現状を聞いたところで、別に自分の何かが変わるわけではないしその人の為になるわけでもないし共有は決してできない。私には私の生活があり、彼女には彼女の生活がある。全てを見せ合うことはできないし、その必要もきっとない。自分のことを見ているのは自分だけだ。

彼女の生活を少し覗かせてもらって、こんな風にやってるんだね。とひっそりと思い、私の生活に戻る。