「人は、死ぬまで孤独とのたたかい」
本当にその通りだと思う。
誰かと一緒にいることは孤独と一緒にいることとおんなじ。
それどころか、1人でいるより孤独が増加するのが毒だ。
誰かと孤独は必ず一緒にやってくる。
だから私は最初から1人がいいと思った。
誰かがいたその穴がぽっかり空いてしまうくらいなら最初からそのスペースを渡さなければいいと思った。
だけど私はうっかりしていた。なんでこんなことを忘れていたんだろう。
いつの間にか誰かがそのスペースをもっていた。
だけどまたまたぽっかり穴が空いてしまった。
幾夜もわたしはその穴を塞ごうと、塞ごうと試みた。
だけど知らぬ間に入り込んだそのスペースはなかなか埋まらない。
もっともっと時間が必要みたい。その間だけはただ生活をしているだけの自分を許してあげてもいいだろうか。素直に苦しいと思っていいだろうか。がんばらなきゃという思いを少し捨ててもいいだろうか。自分に甘くなってもいいだろうか。
私は、あの時もあの時も、もうしんどいからいらないと思ったのに、こんな思い二度としてたまるかと思ったのに、また繰り返している。
もう少し先、私が今とは違って健やかな気持ちでいられますように。
自分の気持ちを受け入れられますように。
人の気持ちを受け入れられますように