ordinary day

思ったことを気ままに。日々向き合って、自分や生活を心地よく。人を照らせる人間になりたい。音楽やカフェ、旅や自然。

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風が冷たい。
布団の温もり。
空のグラデーション。
住宅地を歩けば、ご飯の匂い。そういうものばかりじゃないかもしれないけどこれは温かさのにおいだ。
家の駐車場で姉とバレーボールやバトミントンをして家から漂ってくるご飯の匂いと薄暗さを合図に家に帰っていた子供の頃。
部屋に入ると暗がりの台所でシンクの上にある明かりを1つだけ灯して、エプロンをして料理している母が見える。コンロの火が暗がりに浮かび上がっている

…色んなものが私の記憶を呼び起こす。季節と匂いと気温と風と。

そういうときに浮かんでくる記憶はいつもは忘れていても自分の中のどこかにずっとある、きっと大切で大事にしている記憶なんだろうなと思う。

 

 

秋がきっと1番好き。
自分が生まれた季節だからだろうか?そんなの関係ないかな。

なんだろう、自分の性に合っている季節だと思う。
自然界のそれぞれが、主張しすぎず、けれどもひしめき合っている感覚もある。日本語的におかしいと思うけど静かにひしめき合っているような。目立たないけど、ちゃんとそれぞれがひっそりとだけど凛としてそこに、いる。あれもこれも。
それが好き。心地良い。

秋には寂しさがある。単純に気温が急激に暑いから寒いに切り替わるからなのか。
そうでもそうではなくても、多分その寂しさも含めて好き。

その自然が映し出す寂しさが私に寄り添ってくれる気がするからかもしれない。

秋だけはなぜか私の味方のように感じてならない。