ordinary day

思ったことを気ままに。日々向き合って、自分や生活を心地よく。人を照らせる人間になりたい。音楽やカフェ、旅や自然。

本日の思考。

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ふと思った。
個人営業のお店で人を雇うってそれはそれはとても大変なことのような…
人件費とかそういうお金の部分だけじゃなくて、気持ちとか方向性。
雇い主(オーナー)はそれが全てだから。売り上げ、店作り、商品、宣伝、売り方、販売、仕入れ、原価率、営業、事務処理…
全て抱えている。
言えば人生そのものが、お店。
素敵な空間を作りたいし、いい商品を作りたいし、美味しいものをつくりたいし、たくさんの人に食べてもらいたい。それでもってきちんと利益が無ければやってはいけない。お店じゃなくて自身の生活もかかっている。

何かしらの理由で人を雇うとする。
お店の拡大、1人で全てをやることへの限界…
その場合、お金を払って自分の業務の負担は軽減することはできるけど、責任は分散することはできない。
雇われる側は大体は収入のため。売り上げが良くてある程度忙しい方がモチベーションは上がるけど、お店の展開とか進化とか未来は知らない。
決まった日に決まったお給料が入る。
『雇う』と『雇われる」それ以上にはなれない。
その店の主は、一生孤独なのだと思う。いくら周りにスタッフがいたって背負うものは自分1人で全部背負わなきゃいけない。
自分以外のスタッフからすれば大抵他人事だ。

そんなことを考えて、ただただ凄いなぁと思った。
どこまでも孤独なのだろう。
そしてそれをきっと知っていて続けている。
尊敬でしかない。
そんななかで人を雇うとなればそりゃ選ぶよなぁとも思った。


私は1人でお店をいつかできたらなぁなんてぼんやりと思っている。
雇われるという形で現在5年。
人の道の通過人みたいになっている気がしたり、人と何かをするときに自分が抑圧されてる感じがあったりする。だから1人でできたらなんて思う。
あまりプラスな理由からじゃない。

プラスの方をあえていうなら、自分が1人でいって気持ちよく過ごせる(救われるような)空間のお店、そんなものを作れたらなんて。
こういう私みたいな友達も少なくてなんかどっか心が満たされない一人暮らしの女が、そこに行けばという居場所。ホームみたいな。一息つける、ほっとする。安心するようなそんな場所。
抽象的なことははっきり決まってるのに、具体的なことはなにひとつないけど。

この話がどう繋がるかというと…凄いと思ったからこそ、私にはその孤独を抱えれるのかなと思ったり、1人で何かするならやっぱり絶対人を雇いたくないなと思った話。
でもまだまだ1人でそういうなにかをしている自分はちょっと想像できないや。