ordinary day

思ったことを気ままに。日々向き合って、自分や生活を心地よく。人を照らせる人間になりたい。音楽やカフェ、旅や自然。

プレゼント

いつも休みの日に家にいたら聞こえる、子供の行ってきますだとか、子供の送り迎えのお母さんたちの声が聞こえなくなった。
夕方近所を歩いていても学生たちの下校の姿は無い。
学校の校庭には人ひとり居らず、楽器の音も部活動の活気もすっかりない。静まり返っている。心なしか、空っぽの校舎は寂しそうに見える。
そのかわりにといったらなんだけれども、電車でちょっと街に出るといつもよりも若者が多いし騒がしい。
冬休み、か…
この土地に引っ越して丸1年経ったけども、1人きりのように感じているけども、思った以上に私は近所の日常に馴染んでいたようだ。

それがいいことなのかどうなのかはよく分からない。
慣れ親しんだものには安心は覚えるけれど、上がったり下がったりがほとんどない。平坦な道をいくようなもので、そこから変化をもたらすのは至難の技だから。



『元は良いものもっているはずなのに上手く使いこなせてないんだよ。プレゼントだって貰ったとしてもそれをちゃんと使いこなさないと意味ないでしょう?身体もそれも一緒で、せっかくお父さんお母さんからもらったものなんだから上手く使わなきゃ勿体無い。せっかく貰ったんだから。人生一度きりなんだから。』
これは今通っている整体の先生に言われたことば。
身体のあちこちに不調があり体全体がカチコチの私だって、確かに昔からこんなんじゃなかった。
みんなそうだと思うし、まだ若いとは言われるけどこの年くらいになると体に不調を抱えてる人の方が多いと思う。
特に女性は月経や排卵時期などでかなり体調が変わる人が多いと思う。

でも先生の言葉をきいて諦めちゃだめだなと思った。
なんとか改善して心身ともに快適に過ごせるようになりたいと思う。
整体に頼りっぱなしではなくて自分で出来ることはしなきゃ。

そしてその言葉から、
体のことだけじゃなくて人生の長い時間を上手く使いたいと思った。
お金の使い方だってそう。
上手くっていうのは、使いこなすっていうのは、一般常識とか誰から見ても上手くやってるなぁとかっていうのじゃなくて、人のものさしじゃなくて、自分が満たされる、自分が自分を見てなかなかうまくやってるじゃんっていうそういうの。


最近は年末年始だからなのか、気持ち的にも新たに入れ換えたい気分が重なっているのか、部屋の整理をしている。普段はそこまでしないキッチンのガス台や換気扇やトースターや電子レンジなども綺麗にした。着ない服やいらない本は捨てる。出来たら本棚欲しいし、配置を変えたい。
多分いましているこれらは私から私へのプレゼントなんだろうなとも思う。