ordinary day

思ったことを気ままに。自分を構成するものとは。他者とは。旅や自然。

蝉に呼び戻された

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蝉が鳴き始めた。
梅雨明けはまだなのに。
セミの声を聞くと、色んな記憶がよみがえる。


子供の頃の夏。
私の家は果樹園。夏は最盛期。
畑は蝉の声で耳が痛い。
歩けば蝉が騒ぐ。突進して来るのが怖くて夏は畑を歩きたくなかった。
日焼けなんか気にしていられない。太陽が照りつける。
脚立で木より上に出たならば、視界は一面の葉、空、雲。それだけなの。緑と青と白。私の夏の色。
そんな夏も小学生くらいまで。

寝転んで窓越しに見る夏空。
お祭り。花火。プールのあとの心地よい眠気。お風呂上がりの夜風。
汗まみれの初めての野外ライブ。島への旅。
あぁ、今年もどこかにいきたいなぁ。
山も良いけど、島へ行きたい。

毎年懐かしさを感じる。


季節の変わりを感じるのは好きだ。
今年は梅雨が梅雨らしくないせいか、私は蝉の声を聞くまで季節が巡っていたことを忘れていた。
去年は蛍をその間に見に行ったのにそんなことあまり考えなかった。
それくらい、自分が内側のなにかに囚われていたんじゃないかなと気付いた。
ちょっともったいないことだとも感じた。
私はなにも見ていなかったんだな。