朝から暑くて食欲がついになくなってきた。
私の朝はトーストしたパンにバターを塗って食べるのが習慣。
バターもパンもあまり受け付けない。
というか、固形物と温かい物があまり欲しくない。
目の前に出されたら多分食べるけど、自分で買うとか作るまでして食べたいと思わない。
最近、何が食べたいのか分からない。
水分やゼリーや果物で済ましてしまう。そして何故か甘いものは食べれてしまう。
これじゃスタミナも持たないし、夏ぶとりの兆しが…
と言っていても季節は着々と過ぎゆく。
スーパーに並ぶ果物は気付いたら梨やりんごやぶどうに切り替わってきている。
旬は一瞬。待ってはくれない。
あぁ、この暑くて過ごしにくい夏も過ぎてゆくんだと思うと変に切なくなる。
ふとお店で珈琲を飲みながら、言葉が足りない。と思った。
『言葉』
こう、そこら辺に溢れているようなやつじゃない、すっと美しく内側に触れてくるようなやつ。
そういう言葉が必要だった。
でもそこでそれを手にする術がなかった。
普通に過ごしていて、そういう言葉に出会えることがそもそも滅多に無いこと。
そうすると、今出会えている私にそれを与えてくれるものたちはとても大事なもの。
言葉は私にとって大事なものだった。
それに気付けたのは世の中にそういう美しい言葉を放つ人がいたから。
それに気付けたことが嬉しい。
私は洗練された都会のカフェが苦手。
赤リップでつやつや唇のお姉さんが店員をしているようなそんなお店。
見映えだけ良くてろくに美味しくもないのに全て値段だけが高い。
落ち着かない。心が冷めていく。
前も同じことを思ったのに同じ失敗を犯す。
あぁ、悲しいなぁ。何で私はこんなところでお金を払ってこんな気持ちでここで食事をしてるんだろう。
まぁ、結果論だけど。行かないとどんなお店かは分からなかったわけで…
お店にはそれぞれお店のやり方があるから否定するわけでないけど、ここは(私にとっては)ないなって思うことはしばしば。
最近はできるだけ決まった行動パターンにならないように、行く場所を変えてみたり時間をずらしてみたりしている。
私は生活になにかしら新鮮さを取り入れたいらしい。