本を立ち読み、ぱらぱらとめくって目で文字を追う。
何の本か忘れたけど、たまたま手にとった何冊かに同じようなことが書いてあった。
あと、SNSでも同じようなことを発信しているのをちょうど見かけた。
それからあまり考えてはいないけど、頭の隅に残っている。
『孤独の反対は連帯』
『色々な個性を持った人が集まった組織で皆が同じ方向を向くことが大事。会社自体の成長に繋がる。』
『そうするためにはどうするべきか。』
ざっくりそういう内容。(ざっくり過ぎる)
会社側からすれば、そうなんだよね。
店主とか雇ってる側からすれば。
でも、雇われている側からすれば、それってちょっと無理じゃない?って思う。
上の方々と同じ方向は多分無理。
抱えているものが違いすぎる。
ついこの間、あるお店で商品をみていたら、明らかに1人この人は現場の人間ではないおじさんがいた。
閉店間際だったから最後の締めにきたのかな?という感じ。
他のお客さんが日傘を見ていて、それについてその人に聞いていたけど、対応がまず違う。
悪い意味で。
「ちょっとこちらも全部把握していないのでわかりませんねぇ。全部開いて見てもらって良いので確かめてください。」
って…お店の人間がそれで良いのかという返答。
聞いた子も、「うーん良く分からんしやめとこ。」と言って去って行った。そりゃそうだ。
その人はレジも明らかに早く業務を終わらせたい感じの口調で対応。
私は他の人にレジしてもらった。とても気持ちいい対応だった。
そのお店のお偉いさんだろうが、現場に出たらやっぱり(社員かアルバイトかしらないけど)現場の人間の方が、お客からしたら随分とありがたい存在。道理に叶っている。
溝があるなぁと思う。
同じ方向ってどこだろう。
そもそも上も下も関係なく、個々みんな違って、みんなそれぞれ違う生活を持っていて、その集合体が同じ方向を向くのは無理だと思う。
角度は違えど、大体の方向ならどうにかなるかもしれないけど。
まぁ、これは誰でもなく私の話。
ずっと言ってるけど、私には無理。
所属しているところでなにかが起こっている、内の傍観者だ。
元々、みんなが向いている方向とあえて違う方向を見る性格だ。
みんなが見てるならそこを私も見る必要はないかなという感じ。
だとしたら、私はただそこにいるだけ。
お荷物になってはないと思うけど、必要なことを淡々とこなしているだけ。
それ以上でもそれ以下でもない。
ただぶらさがっている。
少しだけ、自分は人の案を実現する力はあるような気もしている。
発案よりは、実現化する方が向いてる。
そういうのもありじゃない?と思ったりもする。
でも、言われたことを決まったことをこなすだけじゃなくて、やっぱり新しい方を向いた心を自分から生み出したい。
仕事だけじゃなくて私の生活全般に。
やっぱり、全体がとかじゃなくて、自分が、なんだよな。
そんなことを忘れたふりしてふわふわしたふりして生きている。