ordinary day

思ったことを気ままに。自分を構成するものとは。他者とは。旅や自然。

今回の旅の感想。

これは帰りの船や電車で忘れないうちにかいたもの。


夜行バス含め、3泊4日の島旅に行った。


1人で旅に行くと、よりいろんな事を毎回感じる。
起こったことや見たことに対して自分がどう感じたか自分と向きあい、今の自分がどういう状態にあるか、価値観が自分なりにわかる。
前は平気だったことが受け付けなくなっていたり、前はできなかったことが受け入れられていたり、初めての体験、似たような体験…
それをつらつらと書いていく。
これはただの記録である。



夏は島にいきたくなる。
島に行くと他の場所に行くよりも毎回よく感じること。
より地域性が濃い。密度が高い。
島によって雰囲気が違う。

1個めの島は本当に住む島。良い意味で静かな島だった。
2個めの島は観光地化が進んだ島。
という印象。

海に囲まれた島という狭い土地で暮らしてるから当たり前と言えばそうなんだけど、どこに行くよりもよそ者はよそ者、住民は住民とはっきり白黒分かれる。グレーな感じはない。
そしてその中にも誰でもウェルカムで気さくな人も居れば、観光客にはただのお客さんと接する人もいる。
これはもう個人の違いだけど。



私は1人で行くならやっぱりレンタカーより徒歩or交通機関orレンタサイクル
今回はあまり予定を決めておらず、予約も宿くらいだった。
観光協会の方に勧められ、初めて1人旅でレンタカーを借りて見て回った。24時間レンタル。
1日目は晴れ。
2日目は雨だった。

良い部分
島なら一周できるくらいほとんどの場所をみて回れる
雨の日でも足止めを食らわない
時間が有効的
夜でも時間を気にせず行動ができる
夜のスポットにも行くことができる


嫌な部分
長時間完全に1人の時間なのでつまらない
(バスに乗ったりしないし、人と行き違うこともないのでその地域の生活に入り込んだ感覚が得られない)
知らない土地を運転するのは道や運転に集中してしまい、景色を見れないので発見が少ない
外の風を感じられない


当たり前だけど良くも悪くもある。
今後、どうしても行きたいところが車でしか行けないとか、交通機関が上手く接続されてないとか、誰かと一緒に旅行に行くとか、雨の日ならレンタカーを借りることを考えても良い。
実際、今回の旅はここにどうしても行きたいというところがあった訳じゃない。まぁどうせ車借りたんなら行けるだけ行こうという感じに一通りの場所に行っただけ。
こういう感じで1人でいくなら、レンタサイクルや徒歩やバスとかで十分。

これも、観光協会に最初は自転車を借りたいのですがと訪ねて、色々話しているうちにレンタカーにシフトした。
もしかして別の人と話していたら自転車のままにしていたかもしれないし、これも1つの縁。
経験したから分かったし、今回はこれはこれでよし。


こういうことから、

自転車で風や自然を感じるのが好き

旅の目的は観光より人やものとの出会いや違う時間の流れに入り込むこと

車だと思うとついつい欲張ってあれもこれもと予定を詰め込んでしまって気持ちがそわそわしてゆっくりはできない

私は今、軸がなく流されやすい状態


だと。



何より私は今、人と話したいのだ。
車だと完全シャットアウト1人の時間でつまらなかったから。
ただただ、人との会話が嬉しかったからそうなんだ。
景観を見ていたら、娘さんとお孫さんと来ていたおじさんが声をかけてくれた。小話をした。
レンタサイクルのお姉さんやガソリンスタンドのお兄さんとちょっとした会話。
民宿の方とのちょっとした会話。雨だけどどうしようかと尋ねたら案を出して親切にバスや船の時間も調べて教えてくれた。

レジを譲ったらありがとう、お先でした。という言葉。
ここ良いですか?とフェリーで隣にお邪魔したら荷物をよけてもう少しこっち来てください。といった心遣い。
そういうのが嬉しかった。

最後に訪れた島では、観光協会の人がレンタカーの送迎を待っている間も話し相手になってくれた。
観光のことだけではなく、何故ちょっとした身の上話を今ここでしているんだろうという感じでもあったけど、それはそれで良かった。
私は人と話したかったんだねぇと妙に納得した。
閉じているつもりはないけれど、やっぱり人と話をするときは1枚壁を挟む。それを飛び越えてくる人ってなんなんだろう、と思う。良い意味で。思わず自分の話をしたくなるような。私にはできないからそれは凄いなぁと。

話していると、3月に大阪から地元に戻ってきた。とのこと。観光協会の人なのに、『なんにもない』と言っていた。(そんなこと言って良いのかと笑ったけど。)ちょっとつまらなさそうな不満そうだった。
まぁ、帰ってきて半年くらいで帰り立てほやほや(?)だし、聞かなかったけど若そうだったから新卒なのかな?
だからそう言うのもまだ仕方ないのかなと思った。(私の友達も地元に新卒で帰って最初はそういってたけど3年目の今は慣れたと言っているから)
『何かはありますよ~』とその場では返したけど、その言葉が頭に残って離れなかった。

『何にもない』

島を周りながら浮かんでくること。
まぁ大阪にあるようなものは確かになにもないだろう。
大きいスーパーは1、2件、コンビニはなく小さい商店みたいな感じ。飲食店や衣料品店もチェーンはほぼ無い。私の好きな、カフェやケーキ屋は1、2件。巡ることはできない。自動販売機は至るところでよく目にはいる。海岸や海水浴場や灯台は多い。海はよく見える。
場所によって距離はあるだろうけど、日用品や食料品は手に入る。衣料品はよくわからないけど、最近は通販で手に入る。送料や実際にみて合わせて買うことができないのは微妙だけど。
何があれば何にもないが満たされるのだろうか。
それは人によってそれぞれだとは思うけど。

さらに思考が連鎖する。

私も地元については『山と田んぼ以外、何にもない』と言うかもしれない。
私の家周辺も似たような感じ。
だけど、島じゃない。
家から車を10分走らせればコンビニがある。スーパーは3件程度。最近はその周辺には少しずつだけど個人経営のカフェや居酒屋も出来ている。
約40分走らせて隣の市にいけば私の好きなユニクロがある。スーパー、ファミレス、ファストフード店、チェーン店も少し。
似ているようで似ていないのかな。
島となると車を走らせたらどうにかなるものではない。
船に乗らなきゃ島からは出られない。本土までは2時間ちょっと。しかも1日に数本。
人によっては私が思っている以上にずっとずっと窮屈なのかも。

帰ってこいと言われたからと。どんな理由であれ、ここで生きると決めて帰ってきたなら凄いことだ。
私はいずれは帰るかもしれないけど今は全然想像つかない。地元は嫌いではないし、好きなんだとは思う。けど今は生きる場所が決められない。
たまに親や祖母が『帰ってきなさい』という。
でもそれは聞き流す。
家族も今のところ本気では言っていないはず。でもことある毎に言うということは、そっちの方を望んでいるということだろう。
友達は地元にいる子が多い。結局人はの帰る場所は生まれ育ったまちにしか無いのかなぁなんて思うこともある。
今住んでいるところも、別にここが良い訳じゃない。流れ着いた。次までの通過地点。
ずっとここにはいない。ここから離れることだけはわかる。

レンタカーのお姉さんも去年までは大阪にいたとのこと。Iターン、Uターンしてる人が多い。住みやすいと思うよ。子育てとか学校のこと考えると。といっていた。
そっか。年齢や家族ライフステージの段階によっても住みやすさ、感覚は変わってくるよなぁ。この方は地元暮らしに満足しているみたい。


ガソリンスタンドのお兄さんに、雨で残念でした。と話したら『ここは晴れんと何にもないからなぁ』と言った。
『何にもないは』住んでいる人しか言えない魔法の言葉。裏返しの地元愛かもしれない。


島に行くと、毎度こう言うことを考える。
なんなら、もう少しこういう話を掘り下げてしたかったくらいだ。
勝手に私が『島』を特別視しているだけなのかもしれない。
島は孤立している気がするから。そこに住むってどういう感覚なのか。自分自身が実家にいた子供の頃は窮屈に感じていたから、島だと余計そういう感覚があるのではないか。
ただの思い込み。

これについては私の根っこにある問題かもしれない。
だから島に行きたくなるのかな。島の暮らしに興味があるから。少し私自身のヒントを得られる気がするから。
普段は考えてないけど、私の心の片隅にずっとあってまだ決められないこと。




潔癖ではないけど、あまりに清潔感が無い場所は受け付けない。
1日目の宿はとても居心地が良かった。
2日目の宿がひどかった。
まぁ値段が安かったから仕方ないのかもしれないけど。
においも、古い小屋みたいな感じ。ゴミや汚れも多少あり、布団もきれいとは言えなかった。
体が拒否をしていた。早く出たかった。車中泊に切り替えようかなと思ったくらい。
色んな民宿に今まで泊まってきたけど、素泊まり4500円にしても、これはないかな。馬鹿にしてる?という気持ちが芽生えた。



夜光バスはそろそろしんどいかも。
体力的に。
夜光バスって本当に寝れない。体勢も含め、睡眠が取れないのはそろそろ厳しい。次の日に支障が出る。
旅先を元気に巡るためには、お金をかけてでも睡眠を確保、体を休めることが最優先になってきた。
旅先で体調を崩すのは元も子もない。




財布の紐がゆるい
これが良いのか悪いのかはわからない。
レンタカーを借りるとか観光船に乗るなんて前だったらしなかったと思う。
予定して無かった出費だったから。
因みに途中でお金おろした。
財布の紐が緩いというか、あまりお金に執着して無いとも言えるかも。
お金が何だっていうんだ。お金を出して解決するなら安いものだと思う。
出し惜しみはよくないというか、自分がやってみようという経験に使うのなら、使ってなんぼじゃないかな。




世の中は親切な人ばかりじゃない。
当たり前なんだけど。悪いことを考えている人や、心がないなぁっていう人もいる。
私は割と自分と関わる人はいい人。だとか、自分は人を見る目があるとか思っている。

今回悲しいことが2つあった。
人を疑うことも大事。警戒心を持つことも大事。
自分を守るためにも人を信用できるか確かめるために疑っているような会話もしなきゃいけないし、自分の最初の最初に感じた直感っていうのをその場で自分で感じられるようにならないと。
あと、諦めてしまうことがある。相手に確認もせずにそういうことなんだろうなという勝手な憶測でじゃぁいいやって。それが自分が思っているとは違う方に相手はとらえてたりとか、自分の良いようにお互いが解釈したりして、のちのち問題になる。
そういうところをもっと確認するようにしなきゃ。

具体的に起こったことを誰かに話してしまいたいけど、嫌なことを思い出して隅々まで書く必要はないな。
もう終わったことだから。
ここから学べば良いや。



最初っからいろんなことが起きた旅。

私と関わってくれた人には毎回感謝しかない。仕事だとしても。
帰りの船や電車でその人たちの顔が浮かぶんだ。
たった1回きりで少し話しただけなのに。
その人のなんにもしらないのに、胸がきゅーってなるんだ。
ちょっと重たいな、自分。。
けどそれくらい人との繋がりを私は大事にしてるし、軽視はできない。
嬉しさと寂しさを同時に運んでくる。
一度きりの通りすがりのような出会いでも、少しの会話でも、人は人に何かを与えることはできるのだと思う。


そういえば、島には「竹島」のことについてのポスターが貼られていた。
そうか。竹島ってこの辺か。
そんなことさえ忘れていた。
学生のとき以来かもしれない。
これまで私は、思い出しもしなかった。
瀬戸内海の島とは違って他の国が近い。
歴史はほとんど知らない。そして、現状も。
私は何にも知らずに生きている。めでたいやつ。


長く長くなった。
書いたこと以外にもたくさん感じたことはあると思う。まだ自分自身が気付いてないことも。


旅先についてはまた写真と共に紹介しようと思う。