ぱっと惹きつけられた。
グレーのチェックのマフラー。
その場に寄って、しばらく立ち尽くしてその場をさった。
必要な用事が済み、またそこを通る。
やっぱり引き止められる。
悩んだあげく、購入。
こういう所だよなぁ。と思った。
私は、元々買う予定になかったものに惹きつけられたとしても、暫く止まって考えて、買わないことの方が多い。
「これを買いに来たんじゃない」「今はいらない」「好みだけど似たようなの持ってるし」
みたいに通り過ぎる。
だからこ今日は買うことにした。
これに限っては衝動買いと言えるし、良いか悪いかと聞かれれば分からない。
それで心が満たされるならありだと思う。思いがけない出会いって単純に嬉しいし。
でも、それをしすぎて管理できない人は物は増えるし、出費も増える。
好みなら同じようなものばかりが溜まっていく。
物もお金も心も全ては上手く循環させることが大事。
今回のことで自分は、物事に対して「ちょっと待って」「本当に必要?」「本当にこれでいい?」と立ち止まって考えて今まで通りや何もしないことを選ぶことが多い。
→最初の「これは!」に飛びつくことが足りていないのでは?必要なのでは?と感じた。
普段の小さな判断から癖はついているはずだから、少しそっちもできるようになれたら。
最終的にバランス良くに行きつくのだけれども。
自然にバランスが取れているのが一番いいなぁと思ったのでした。
そのお店で、今はどこも袋は有料化だけど、透明な袋にきちんといれてくれて、なんだかプレゼント貰ったみたいで嬉しかった。
あ、包装ってやっぱり大事なんだなぁ。と思った。
誕生日とかで、欲しいものを選んでレジでお金払って買ってもらうというのはありがちな話だけど、それってやっぱり味気ない。
今このご時世こそ、丁寧に包装されたものを貰えるっていうのは、久々の感覚でいつもよりもっともっと嬉しいことになるんだろうなと思った。
帰りに公園を歩道橋の上から眺めていたら、ギターを背負った1人の女性がベンチに座った。
暫くするとギターを取り出した。
私はイヤホンで音楽を聴いていたので「おっ!弾くのかな?こんなだだっ広い公園のそれも結構中央のベンチでやるなぁ~!かっこいい!」とイヤホンを外してみた。
音は聴こえなかった。
電子ギターなのかな?それとももっと近づいたら聴こえたのかな?と彼女の後ろ姿を上から見つめ、しばらくしてその場を離れた。
私はそういう人を見て、多分羨ましいと思っているんだ。
1人でもくもくと走りこんでいるひと、陸上のトレーニングをしている人。
その人たちも全て羨ましい。
周りなんて気にしない。
周りの目が気にならないくらい今に熱中できている。
そして公園という各々の自由の場。
心の中で勝手に応援する。
生活の端々で感じることは私そのもので、その事柄だけではなくて全てに準ずる。