いわゆる、工場での作業が苦手。
1人1人がそれぞれの場所で言葉を発さず黙々と素早く動いて、量産する。
そういう場が苦手。
それが何故なのかを考えてみる。
1、人が素早く動く、と同時に物音も大きくなる
機嫌が悪いのかと思ってしまう。怖い。怯えてしまう。
2、言葉を発さない。作業に集中しているから、もしくは同じことの繰り返しで目がきつい。または無表情。
機嫌が悪いのかと思ってしまう。怖い。怯えてしまう。
3、とにかく決められた膨大な個数を決められた時間までにつくらなければならない。
目的が個数。ゴールが個数。それが終わったらお役目御免。
私じゃなくてもいい。
ノルマを時間までに達成しようと、人は焦るし、イライラしてくる人も居る。→1や2に繋がる。
4、量が多く1つのことをやり終えるまでずっと同じ姿勢。体力的にしんどい。
体、首や頭が痛くなる。
疲れて生活が回らない。他のことができなくなる。
早く家に帰って休む。が目的になって、ノルマをただこなす作業となってしまう。
1、2は心理的な苦痛。
私の思い込みのときもある。。別に誰も怒っていない。話しかけると普通。
そうやって頭で唱えても、ドキドキしてくる。息が詰まる。手先が上手く動かない。
何度固唾を呑んでいることだろう。
最近、お腹が張って体調がよくないのはこの為なのかもしれない。呑気症かも。
本当に機嫌が悪くなる人もいる。口調がきつくなる人も。物音が大きくなる人も。
4は体の苦痛。
疲れたー。何もしたくない。でもやらなきゃ。やりたいこともやれてない。やらなきゃ。でも疲れた。
気持ちだけ急いて、ゆっくり休むこともできず、何も手付かずの繰り返し。
3は自分自身の仕事への価値観との相違。
高校生の時にした、年末年始の郵便局のアルバイトはお金のためと割り切っていたからできたけど、私にとって仕事は、お金の為という比重はすくない。
仕事だからちんたらしてはいられないけど、心地よく健やかな気持ちでしたい。
かといって、私も集中していたり必死なときは近寄りがたい、怖い雰囲気を醸し出している気もする。
なんでそうなるかっていうと、ノルマが心地よくできるキャパを超えているから。
どうしたらいいかって、今の働き方では私に決定権はない。
あぁ、でも、自分のペースで自分の体調に合わせて仕事量を調節できて、自分が生きていくに困らないだけのお金が入るくらいの働きがしたい。一緒に働くのは自分の心地良い人とだけ。馴れ合いではなくて。
勉強、かな。
せめて、自分でできる心地よい空間にしようと、いつもより「ありがとう」を多くいったり、「あれよかったよ」と話題にしてみたり、気付いていても気付かないふりしておどけてみたりするけど、あとあと考えると、無理に取り入ろうとしてるみたいで自分に気持ち悪さを覚える。
別に好かれたくてやってるわけじゃなくて、その場その時の空気を軽くしたいだけなんだー。わかってー。って思うけどなんか上っ面な言葉だなぁと自分でも思う。
全部自分の為だからかな。もっと方法があるのかな。
どんな職でもプロというのは、「想い」ではなく「型」がきちんとできている人だ。
どれだけ想いを込めて作るかより、どれだけきちっとした見た目で正確に仕上げるか。
どれだけ想いを込めて演じるかより、どれだけ表情や動きで魅せれるか。
どれだけ想いを込めて歌うより、どれだけ音程が合っていて歌唱力があるか。
大多数の人に認められるのは想いより型なのだ。
感情よりも、理論や技なのだ。
その分別はとてつもなく難しい。苦手だ。