ordinary day

思ったことを気ままに。日々向き合って、自分や生活を心地よく。人を照らせる人間になりたい。音楽やカフェ、旅や自然。

境界線

 

子供の頃、「地域の人に会ったら挨拶をしましょう」と言われてきた

 

人が居るとしても畑か田んぼぐらいのまち

 

それでも登下校の時、人がいると、どきっとしながら挨拶をした

 

この人はどこの家の人か、どれくらいの距離の人まであいさつをするべきか、なんてことを考えながら

 

年齢があがるにつれて「知らない人と話してはいけません」になった

 

隣まちの中学の制服を纏った君。学校の周りで人に会ってもお互い挨拶はない

 

成人した君、もう誰かに何かを言われることは随分と減った

 

知らないまちに住む、家の周りで人に会っても挨拶はない

 

でも、ゴミ捨てに行くときだけは違った

 

ゴミ捨て場では挨拶を交わす

 

地域の者同士。知らない者同士。よそ者だが。

 

見えない境界線があるようでない、ないようである