ordinary day

思ったことを気ままに。日々向き合って、自分や生活を心地よく。人を照らせる人間になりたい。音楽やカフェ、旅や自然。

四葉のクローバー


午前5時40分

家から駅までにすれ違う人はほんの数人。

 

「おはようございます。あの、よろしければこれどうぞ。」

 

長老みたいな白髭のおじいさんが差し出した。

 

四葉のクローバー

 

「えっ?わぁ。。ありがとうございます。」

 

日傘を差していたので片手で受けとる。

 

「じゃぁどうも。」

 

出勤途中なので話をしている間もなく長老と別れる。

一瞬の出来事だった。

 

妖精さんだったのかな?なんて変なことを考えながらいつもの道を行く。

シロツメクサやクローバーを屈んで眺めていたからいつも探しているのかな?

でもこの時間にすれ違ったのは初めてだった。

 

こういうおすそ分けは、不思議だけど面白い。

なかなか自分がしようと思ったらできないけど、こんなことがもっと世の中にあっていいような気がした。

もしまたすれ違う日があったらきちんとお礼を言おうと思う。