ordinary day

思ったことを気ままに。日々向き合って、自分や生活を心地よく。人を照らせる人間になりたい。音楽やカフェ、旅や自然。

つもる

人には何か積もっていくのだろうか。ゆっくりゆっくり それを実感はできるのだろうか。 今だっ。あっ、また1つ。 私の中に積もった。 というように。またそれは名前が付けることができるものなのだろうか。 良く聞く 優しさとか思いやりとか そういう類いの…

私はなにからできているか

私は何からできているか。 自分で見つけたもの、人から教えてもらったもの 目に映るもの 耳に入るもの 触ったもの 食べたもの 言葉 経験 人が何となく言った言葉。これいいよ。面白いよ。 じわじわと私の中に入っていく。 あれはそういうことだったんだ。 聴…

7月

蝉の声が ふりそそぐ 毎年 なにかが蘇るような 安堵するような 君たちが鳴いている間は 影にいられるような ちっぽけな存在だと思い出せるような かってな解釈だろうけど この夏も はじまったみたい

境界線

子供の頃、「地域の人に会ったら挨拶をしましょう」と言われてきた 人が居るとしても畑か田んぼぐらいのまち それでも登下校の時、人がいると、どきっとしながら挨拶をした この人はどこの家の人か、どれくらいの距離の人まであいさつをするべきか、なんてこ…

road

毎日同じ道をゆき 同じとこに行く 同じものを手に取り 同じようなものを食べる それなのに変わらない 嘆いている 気付いてないのかい 自分がつくっているんだ 猫だって道路を歩く そんな目で見るなよ あんた どこにいるの お互い様 私はここにいるの けど 声…

銀河鉄道

「僕の体は止まったままで 時速200㎞を超えている 考えるほどにおかしな話だ 僕は止まったままなのに」 BUMPOFCHICKE / 銀河鉄道 ふとこのフレーズが思い浮かぶ。 時速200㎞はさすがにないけれど、今日はほぼ電車に乗って過ごした。 そしてほぼ寝ていた。 寝…

panorama

役に立たないものばかり 携えて 表立たないように やり過ごす のぞき込む場所は それ以降はいつも見えなくて 実体はない 想像力足りない いつも足を止めているのは これ 気付く人 見える人 傷つく人 別の何かにする人 いったい 誰のなんの為になれば 満足す…

いつもと違うなかにみたもの

海に向かっていく人々がいた まだ陽が昇る前の暗がりの中 これがここの人たちのお正月の風習なのだ 瞬時にそう理解した 今までは年越しを実家で過ごしていたため 知ることがなかった 今この時 ここに居たから ある人が言った ヴェネツィアの お正月は いらな…

風運ぶ

息を吸って 全身に流れる 温度 含む匂い 風の向き息を吐いて また取り込むための準備 昨日と今日は別のもの空想 生きてはいけないが 何日かはやっていける この想いだけで 心掴まれた いつかは感じなくなる目や肺や心臓にしみる風 太陽の 端を向かえ 端を見…

ライト

街を歩けば 似たような髪型ばっかだ 今の流行りらしい 飾らない ありのままで と 歌うシンガー 綺麗に着飾り ライトを浴びている私に足りないものは何だろう なんて当の昔に分かってるけど みえないふりしてる弦をはじく音 シンプルなストローク 月が眩しい …

ささやかな

熱したフライパンに少しの油 そこに卵を割り入れる ジュワッ パチパチパチ 入れた瞬間の音の歯切れのいいこと 黄身は半熟がいい お湯の湧く音 コーヒーの引く音 薫り トースターの時間を刻む音 朝はたくさんの刺激で溢れている 程よく色のついた食パンの上に…