ordinary day

思ったことを気ままに。日々向き合って、自分や生活を心地よく。人を照らせる人間になりたい。音楽やカフェ、旅や自然。

ふと、泣けてきた話

 

職場で余ったマフィンを冷凍して、ちょこちょこ食べている。

食べる前にレンジにかけて、トースターに切り替えて最後はサクッと。

 

もちろんラップはしているけど、表面のグラシンもなにもない剥き出しの生地のところだけ、冷凍臭、酸化臭がする。

私は表面のサクッと感が好きなのだけど、解凍マフィンのそこは食べられない。

避けて中身に突入すると、ほわほわでほかほかで素材の味がちゃんとして美味しい。

 

この部分は外側に守られているんだなぁ。

と思うと急に泣けてきた。

 

外側のカチカチに固めたこの表面部分、食べられない要らないとしても、中身を守るためにあるとしたらなんて愛らしいんだろう。

 

中身を守るためにあるとするならば、この取り繕って疲弊している表面の部分もちゃんと必要だったってことか。

中身はちゃんと守られていたんだ。

と思うと、私は自分を守ることができていたんだ。

私は失くならないんだ。

という安堵に似た気持ちが生まれた。

 

 

いったいなんの話だろうか。