ordinary day

思ったことを気ままに。日々向き合って、自分や生活を心地よく。人を照らせる人間になりたい。音楽やカフェ、旅や自然。

今日の人生

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益田ミリさんの『今日の人生』という本を買って読んだ。
日常の些細なこと、最近見落としていたなと気づかされた。
この休みの出来事や、思ったことを忘れないうちに書いてみようと思う。


駅までに行く道でのこと。細い道でバックをしたいけど、グレーチングでタイヤが滑って後退できずに、前に進んではバックを繰り返している車がいた。
その車はトラックで、道を塞いでて私はじーっと見て待っていた。別に急いでた訳じゃないからただただ大変そうだなぁとじーっと見ていた。すると、運転手が『すみません。どうぞ』と行って先に行かせてくれた。すみません。と何度も言われた。私は『いえいえ』と言ってその道を通っただけだった。
私がなんと言っても変わらないし私にどうにかできることじゃないから…
でも、今そこでその事態に気付いているのは私くらいなのだから、『大変ですね、大丈夫ですか?』の一声とか、前の家の車が退いてくれたらどうにかなりそうだったからお願いしてみるのを提案するとか出来たのかなぁと歩きながら考えていた。
私はそういう人間になりたいと思いつつ、大抵のことは通りすぎてしまう。今回もそうだった。
果たしてあの車はどれだけの時間をかけて、脱出したのだろうか。他の誰かが助けてくれたのだろうか。


公園で座ってパンを食べていた。
カメラを三脚に置いてシャッターチャンスを狙っているおじいさんがいるなぁとは思っていた。
『あのー。すみません。』といわれ、私が目をぱちくりさせていたら、『話しかけてもいいですか?』と言われた。なんだかちょっと不思議な気分になった。もう話し掛けてるしってくすっとなったのと、人に話しかけるのに許可をとるってなんだか変な話だと思ったのと。
結局その人は、特急列車を撮りたくて時間を調べて来たのだけれども、通らない。なんでだろう?知らないですか?という感じのことを言われた。私は普段普通しか止まらない駅を利用してるから、特急列車についてはさっぱりだから分からなかった。特に気の効いたことも言ってあげられなかった。


私って、特に害は与えないけど気が利かなくて優しさとか気遣いを相手に渡せないなぁとつくづく思った2つの出来事だった。



入ったお店で、よかったらサイズだしますので。と言われた。『ありがとうございます。』とだけいって店員を寄せ付けない技(?)
本当に購入するきで入った訳じゃないことと。
なんだか最近は人と会話をしても暗いことしか言わないようで、人と話すべきではないと思っている。
こういうとき、たまにある。


たまに、本当に全ての世の中と切り離してしまって1人になりたい気分がある。というか知っている人との方が特に離れたい。家族だろうと職場の人だろうと友達だろうと。多分、今口を開くといつもの自分じゃいられないと分かっているから。
いつもの自分ってなんなんだろう。意外とすれ違う人、同じ海辺にいる人、その人たちの方が私の素の表情を行動を見ているのかもしれない。関係ない人達だからいいやって逆に思えるのかもしれない。



本屋での時間。読みたい本が2冊見つかって購入した。最近、本の購入率が高い。
ただただ本を読みたいのか。一人の世界に入りたいのか。本の世界に感情移入したいだけなのか。自分の物語は置いといて他人の物語に入りたいだけなのか。
どれだろうか。きっとどれも少しずつほんとのこと。



海辺に座っていた。
カップルなんかより、防波堤の上に立って大声で歌を歌っている人の方がよっぽど羨ましかった。


そして歩きながらふと思った。
どうせ死ぬならやりたいことやって死にたい。




こういう自分の感情、出来事から考えたこと、なんだか大事に大事にしよう。私が私を守ってあげて、自分の幸せを考えてあげたら良いんだと思えるそんな本。


今日の人生

今日の人生