今朝のニュースで、
ロシアで高速道路を走行中のバイクが逆走。
それは高速道路の上の橋から飛び降りようとしている人を見て止める為だった。
というものが流れた。
見た人居るだろうか。
このニュースの内容はとりあえずおいといて…
これを見たとき、こういうことは瞬時にできる行動ではない。と思った。
咄嗟にできるということはそういう生き方をしてきたからだ。
普段の生活でもよく思うことがある。
ある日、私が歩いていたら数十メートル斜め前を歩いているお爺さんが突然、バターンと滑ったのか倒れた。(かなりびっくりした)
周りにいた2、3人が駆け寄って大丈夫ですか?と助けていた。
私はすぐに動けなかった。
こう言うときの差。
他にもある。
お店で食事をしてお会計をしているとき、隣のテーブルの人が私の傘を「忘れてましたよ」ともってきてくれた。
あるいは、電車に傘を忘れて私の手元からなくなってしまったことがある。
これも誰かは気付いていて、ただ声を掛けなかっただけかもしれない。
本当に、誰も気づかなかっただけかもしれない。
世の中にそういう咄嗟の行動ができる人はいくらいるだろうか。
物を落とした時に一緒に拾ってくれる人。
忘れ物をしたときに声をかけてくれる人。
初心者で間違ったことをしている時に違うよと正してくれる人。
自分はどうだろうか。
私は数々のことを見過ごしてきた。
咄嗟にそういう行動をとれない人間だ。
それが自分で残念に思う。
いつも後で、「今頃あの人困ってないかな。声かければ良かった。次そういうことがあったら絶対声かけよう。」と思う。
でも思うだけで、咄嗟の時は体に染み付いた行動しかとれないから、次もまた大抵同じこと。
行動できるから良いとか、行動できないから悪いとかって話ではない。(出来るに越したことはないとは思うけど)
そういう人なんだ。この人はこういうスタイルで生きてきたんだ。
って分かる。
咄嗟の時はその人の計算のない行動が出るからよく見とけという話。
そして自分の咄嗟の行動を振り返ってみれば、自分のことを知ることができるかもしれない。