ordinary day

思ったことを気ままに。日々向き合って、自分や生活を心地よく。人を照らせる人間になりたい。音楽やカフェ、旅や自然。

とある1日

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朝起きてクラリネットを吹いた。
自分の求める音はまだまだ出せない。
むしろ、リードや楽器や気温の具合に操られている。操っているのではなく…
あーあ。楽器があって目指す音があるのに全然出せない。悔しい。もどかしい。
もっと時間が必要なのかな。それともやっぱり私の吹き方やくせ。悪いところを指摘してくれる人が必要なのだろうか。
別に本格的にしたいのではなく、趣味の範囲でいいのだけれども、あのクラリネットのぽんぽんとした音。深みがあって丸みのある音が出せるようになりたい。自分の音を好きだと気持ちよく吹けるようになりたい。


予約している整体に合わせてクラリネットを切りあげ家を出る。
駅でふと目に入ったのは、椅子から立ち上がる際に鞄から財布をぽろっと落としたであろう女性。
あぁ、これは大変!
少し距離があって私の声は通らないので、女性にかけよって肩を叩いて声を掛ける。
あれ、違いますか?
あぁ!大事なものを……と無事に女性の元へ財布は戻った。
私も今まで傘を忘れたり定期を落としたときにちゃんと声をかけて教えてくれた人がいて、そのありがたみを感じてこれたから多分声を掛けることができたんだろうなぁ。
なんだ、私もちゃんとそういう人みたいにできてるじゃん。ってちょっと安心した。

そして整体で施術をしてもらい、少し世間話をして建物を後にする。
ここを出たとき、いつも体と心が軽い。

せっかく知らないまちに週に1度だけど来るのだからちょっとずつこのまちを知っていこうと少し歩いた。
どこかにいいカフェはないかと探して入った。
そこがかなり雰囲気の良いカフェで、遅めのランチとコーヒーをいただいて本を読んだ。何気に最近こういう時間がとれてなかったことに気付く。

読んだ本は前ここで紹介した『薄情』

ymcvsss.hatenablog.com

私は今まで小説を読んで2回目を読むことは無かったのだけども、これはなんだろうか…哲学的な文を自分なりにもっとかみ砕きたいと思わせるものだったので再び。
この1冊は自分にとって大きな出会いだったと思う。

私がいる間に2人ほど入れ替わりでお客さんがきた。どちらもカウンターでお店の人と話していて常連さんみたいだった。
私は隅でお店のゆるやかな時間の流れと人の流れを耳で、目で、空気で感じている。
あぁ、やっぱり素敵な空間できちんと作ってくれる人がいてある程度同じ空気を共有できる場所。
ここに、安らぎはあるなぁと思った。
そこで2時間くらい過ごして、焼き菓子なんかを自分のために持ち帰りで買って店を出る。

いい気分で歩いて駅に向かっていると意外に色んなお店があることに気がついた。
そして1件、ガラス越しにカンパーニュが並ぶお店が目に入った。思わずお店の扉を開けた。お店の中は入った瞬間良い匂いがした。
私、パンの中でカンパーニュとかハード系が1番好き。このお店はカンパーニュしか置いてなくかなりたくさんの種類がある。
迷いに迷っていくつか購入。
レジの際に、良い匂いですね~。と話しかけてみる。
軽い足取りで店を出る。


電車に乗り、いつもの慣れたまちで降りて少しぶらぶらする。
服を見てたら、今日はぶらぶらしてきたんですか~?
今来たところで~~と少し会話をする。


自宅への帰路で
なんだか今日は色んな人と言葉を交わせた日だったなぁ。と振り返る。
そういえば……
私は毎日更新される石井ゆかりさんの占いをLINE登録していてそれを割と見ている。
占いは信じてる訳じゃないけど、読むのが楽しい。
そこに、『今日は人と会う感じの日。人に働きかける自信が沸いてくるみたいな。』とかいてあったのを見たんだった。
もしかして、私は毎日密かに占いを見て自己暗示をしているのかもしれない。と思った。
それは少し怖いことでもあるなぁ。
悪いことが書いてあればそれを自己暗示するのだから。
しいたけ占いも読むのが好きで毎週みている。
しいたけ占い石井ゆかりさんの占いは悪いことは書いてないからいいのだけれども。
書いてあることに引っ張られるなんて意志が弱いんだか洗脳されやすいんだか…ちょっと気を付けようと思った。気を付け方がわからないけど。
占いは占いと割り切って読まなきゃな。要は自分の気持ちの持ち方の問題だから。
そんなことを考えて家に着く。