ordinary day

思ったことを気ままに。日々向き合って、自分や生活を心地よく。人を照らせる人間になりたい。音楽やカフェ、旅や自然。

「わたしはあなたでできているよ」

「 毎年届くりんご
食べきれないほどの野菜お米
昔好きだった お菓子ジュース
真似して書いたあなたの文字
心配かけてごめん
読みきれないほどの涙溢れ
信じてほしい 信じてほしい
私はあなたでできているよ」

私の好きなヒグチアイさんの わたしのしあわせのこの部分、すごく脳裏に情景が浮かび情緒を揺さぶる 。

「毎年届くりんご食べきれないほどの野菜お米」
故郷を思わせるりんごの姿。 それを見て 景色や、畑仕事をしているあなたの姿が思い浮かんでいる様子。 今年もできたからわたしに届けてやろうというあなたの想い。こんなに食べきれないよという嬉し困り顔のわたしが想像つく。

「昔好きだったお菓子ジュース」
なんとも切ない思いがこみ上げてくる。 共に過ごした時間の日々だけで、私 の情報が止まっている。ということが想像できる。昔、好きだったと過去形なのは、今はもう何年も違う場所での生活で、今の私の好みは把握できていない。 別々の 世界で生きていると分かる。わたしからは、今はもう食べないんだよ。でもそれをわざわざ言うほどでもないし、言うこともすこし躊躇してしまう様子がうかがえる。


「 真似して書いたあなたの文字」
子供の頃の私が想像できる。 昔と変わらない今のあなたの字を懐かしく慈しむ姿。

「心配かけてごめん」
あなたと一緒に過ごせない自分の後悔や心配。

「信じてほしい信じてほしい私はあなたでできているよ」
あなたの想いは十分に伝わっているよ。私は変わってないよ。 あなたがあって今の私があるんだよ。 という想いが想像できる。

「 私はあなたでできているよ」
もう一度、凄い表現だなぁと思う。
普段は、目まぐるしい日々で意識の元にはないけれど、こうしてふと、私の気持ちの部分で戻る場所、大事なものを再確認している。
2人の関係性がとても良いものだったと想像できる。



胸が揺れ動く。
というか、これは実はところどころ私が感じていることなのかもしれない。


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