ordinary day

思ったことを気ままに。日々向き合って、自分や生活を心地よく。人を照らせる人間になりたい。音楽やカフェ、旅や自然。

乗車権

乗車権

私がBUMP OF CHICKENの曲を聴き始めたくらいに出会った曲で「何この歌?」と衝撃を受けた曲。
なんのことを歌ってるんだろう?
曲の主人公(?)を横暴で、自分ばっかな人
とか
卑しさ
みたいなのを感じ取って、あんな優しさや寂しさ包み込むような曲(当時の私にとってはembraceや飴玉の唄)を書く人が、こんな曲もかいて歌っているんだ。
どういう想いからこの曲ができたのか„
と思った気がする。
声質、言葉、曲調…色々に置いて異質な気がした。
あって当たり前の1人の人間の二面性について目の当たりにしたような気がした。
その当時はあまり好きになれなかった楽曲。

何故かふと思い出し、今なら何か違って感じられるかと思い、何年ぶりか分からない程久々に曲を聴いてみた。



歌詞をざっくりと要約

本当に自分が望むことがあるということを忘れた主人公。
夢の先に連れていってくれるバスがあることを知る。
周りのギラギラの目だけに駆り立てられ、自分と向き合うことなく取りあえず乗車券(強く望むことを書いた紙)を得て、周りを罵倒してまで同じレールへ。
どんどん進むバス。
途中できえた乗車券。無理やり忍び込む。
どんどん自分が消えていく。
これを逃すわけに行かないと乗ったのに、自分がわからないままとりあえず乗ったら、こんなはずじゃない場所まできてしまった。
自分が望んでいたのは、強く望むことがある自分だけの自分。

という感じ。




そこから今の私が感じたこと

自分を持たずに周りの速度に合わせてただただ連れられた場所では、自分はどんどん消え、存在しているが無いようなものだ。
夢の先には、乗車しているだけではたどり着けない。
自分と向き合う覚悟がないものは夢の先には行く権利はない。





ユグドラシルに収録されているこの「乗車権」次にくる「ギルド」もまたなんともいえない流れ。

このギルドは、
中世より近世にかけて西欧諸都市において商工業者の間で結成された各種の職業別組合。 商人ギルド・手工業ギルド(同職ギルド)などに区分される。封建的産物。(Wikipedia参照)
のことだろうな。




この曲についても感じることはあるのだけどまだ言葉にしたことがないのでまたいつか。