ある人が言った。
『皆でやる方が好き。一人でするのは寂しいし、がんばれない。自分だけだとどうしても限界が来る。色んな人がいたら、それぞれの役割があって、それが集って何かを成し遂げるのが楽しい。何か起こったら助け合ってやっていくのが好き。そりゃたくさん集まったら、うまくいかないことや大変なことも出てくるけど色んな人がいるから楽しい。』って。
ひぇーって思った。
私には無いから。羨ましいって思った。
私は、そこには入れないって思った。
でも、1回くらいは心の底からそんな風に感じてみたいとも思った。
色んな人がいて面白いとは思ったことはあるけど、皆であーじゃないこーじゃないってすることが楽しいと思ったことがない。
意見のぶつけ合い、すり合わせが苦手で避けてきた。
最初から中心の人に従えば良い、もしくはマイルールでやっていくか。
なぜか私は一緒にやっていく周りがみんな敵だった。
どうせダメなやつと思われて いる。
できないと悪く言われる、怒られる。
手伝ったらいらんことするなって言われる。
頼ったら自分でしろって言われる。
助言が嫌味や否定に聞こえる。
全部ただの思い込み。
最初の言葉。
そんな風に思う人が居るということを知るだけで心強く感じた。
これは、敵なんかじゃない。
仲間なんだなって。
誰も、失敗を責めたりはしない。
出来ないことを責めたりなんかはしない。
叱って諭して正してくれるとしても。
投げやりや諦めや改めが無い人は見捨てられるかもしれないけど、真っ当にしようとしている人を攻撃しようとは誰も思っていないんだ。
出来ないと思われてるからやってくれているんじゃないんだ。
手を貸すことは迷惑でもなんでも無いんだ。
単純に協力体制なんだなぁ。
なんでこんなにも、ひん曲がったものの見方しかしてこなかったんだろう。
この呪い、解けるかな。。。