昨日、ライブに行った。(またまた)
その時に、こう伝えてくれた。
『僕らの音楽を明日も明後日も聴いてくれるとは思ってないんだ。もしかして、何らかのきっかけで明日、君たちの心が、僕たちの音楽が届かない所にいってしまうかもしれない。………………』
と言葉が続いていくのだけれども、それは彼らの音楽に対してだけじゃない。
その言葉を聞いた瞬間、思考回路が瞬時に繋がるかのように、そう思った。
『すべての物事に対して言えることだと。』
生きていて絶対的なことなんてない。
だけど意外とその時は訪れなくて
それを忘れて日常だなんて言ってしまう。
人の気持ちとなるとますますで、明日同じ気持ちでいられるなんて絶対あり得ないことなのに。
大事に思えていた人が鬱陶しく思えたり、届いていた音楽が届かなくなったり、仕事に生きてきたのに、あるとき違うものに目覚めてしまったり、執着してたものが心から消えてしまったり、やって来たことの目的が見えなくなったり…
そんな日はいつか必ずやって来ると思う。
それが明日か、何ヵ月後か、何十年後かは誰にもわからないし、自分にもわからないけれども。
自然の流れで、何らかのきっかけでそうなったのならそれはその時が来たというだけのことだ。
ずっと同じものを持っていけるのも強さだし、どんどん新しいものを取り入れていけるのも強さだと思う。
だからその物事が届かないような所に、心がどこかに離れていってしまっても、それらはその人を形成する何らかの要素としてどこかに残ってるはずだし、それを持ったまま何かに出会える。
悪いことばかりではない。悲観的になるばかりじゃ無くても良いはず。
自分から向かったり、運よく飛び込んできたり、気持ち的なタイミングだったり、物理的なタイミングだったり…
心が届かない所に行ってしまったなら、それで良い。
まだそれを心がぎゅっと掴んで離さないなら、しっかり掴んでおく。