手紙っていいなぁって思う。
家に帰って玄関先にあるポストに、手書きで自分の住所と名前が書かれたものが入っているとなんだかちょっと、心踊りませんか?
私だけ?
文通なんてものが流行ってた頃はなかったかな?
私のなかでかな?
小学生の高学年ぐらいの頃、ネットを使って文通相手募集の掲示板みたいなので、文通相手を探してやりとりしてた時期があった。
なんだろう。
子供の私にはダイレクトメールさえ届かないから、手紙がどこからか自分宛に届くってことが妙に羨ましかった。
だから、お正月の年賀状という風習はとても好きだった。
数枚だけど、唯一私宛に便りが届くかもしれない日だったから。
その文通のやり取りというのは、よく知らない相手に、学校のこと、好きなこと…を書いたもんだ。今では何をそんなにやりとりしていたのか全く覚えていない。
それでもそのやりとりは、私をわくわくさせたことは覚えている。
今の時代、そんなことしたら危険だなんて言われちゃうのかな。
今現在、私の元に便りが来ることはさほどない。
せいぜいダイレクトメールか、年金や保険料の催促か。
だけどやっぱりポストになにか入っていると、一瞬「おっ!」って思ってしまう自分がいる。
この間は、たくましい字で私宛のものがポストに入っていた。
結婚式の招待状だった。
手書きの字の便りが久々なので嬉しかった。
そんなことがあり、なんだか久々に手紙を書きたくなったんだ。
だけど誰に書いていいのか分からなかったんだ。