ordinary day

思ったことを気ままに。日々向き合って、自分や生活を心地よく。人を照らせる人間になりたい。音楽やカフェ、旅や自然。

ちょこ

今年も来ました。

バレンタインの季節。

私の職場には男性がいないから、そういうチョコの準備はしなくていいので楽。

 

問題は、毎年父に送っているチョコ。

チョコを届けるということ。

私は毎年、父の日だろうと母の日だろうとこの、義務的な感じが嫌だと言ってきた。

じゃぁ、しなければいいとなるけど、それはそれで今更やめるのもなぁという気持ちもある。

とりあず、当たり障りのないチョコを配送するように購入した。

 

でも、この「とりあえず」というのがなんなのだろう。

人の多い催事コーナーに行って、とくに真剣に悩むわけでもなく、これでいいやって人込みからそそくさと出てくる。

そんなんならしない方がましな気がする。

私は、なんでも「気持ちがない行為」というのに違和感がある。

気持ちがない。心からしたくてしてるわけじゃない。

寂しいなぁ。と思うし、相手に嘘をついているような気持ちになる。

それで相手が喜んでくれたほうが尚、罪悪感が湧き上がる。

私だったらそんな気持ちならいらない。

 

逆にたちが悪いなと思うのは、そういう気持ち(どうでもいいとかなんとも思ってない)人への方が何も考えずに躊躇なく届けることができるということ。

いわゆる本命チョコというものは、その人とどうにかなりたい、どうにか思われたい、という別の想いが邪魔をして、渡していい物か、渡すべきじゃないか、重くないか、とかいろいろ考えちゃうんだよね。

どうしようが、その行為の意味を決めるのも、感じ方も相手次第なんだけど。

 

私は、この前ここでも書いた、感動した板チョコを自分のご褒美としてバレンタインは終わりかな。

周りの人におすそわけしたときに、今の関係性だとバレンタインだからと言ってあげるまではできないけど少し想いが入っていた人がいたのはここだけの内緒の話。

人に広めたくなるほどいい物だったっていうのも本当の話。

様々なかたちの想いがあるし、義務感しかない人もいると思うけど、このイベントをうまく利用して、家族でも友人でも恋人でも大切な人への本物の想いが人から人へ届くとそれはそれは素敵なこと。