2021-07-21 たちどまる 重なり合う木々や葉っぱその集合体が影をつくる私はその下を ずんずん進むのである太陽はとっくに出ているけれど影のすこし湿り気のあるところを私はずんずん進むのであるキラッと光るものが見えるごめんなさい と念じ 木の棒で それを壊してずんずん進んでいくのである石ころしかない道を ふと立ち止まってかがんで よく見ると たくさんの動きが見えてくる私たちが普段 気にも とめない 場所にこそたくさんの生命活動があるのだということ