本がよみたいと思った。
と同時に随分と本を読んでいなかったとも。
本屋に入った。
本を選ぶのも改めて体力がいるよなぁと。
どうやって本を選んでたっけ。
なんだかぴんとくるものがなかった。
そもそもなんで急にこんなにも本(小説)が読みたいのか。
多分、SUPER BEAVERの渋谷龍太の書き下ろし「都会のラクダ」を読んだからだ。
この人の文はリズムがあり、ユーモアがあり、本を読む人の言葉だと思った。
とても読みやすい。
好きな人の書いた好きな人達の物語だと思うとどんどん読めちゃう。
それに加え、勇気をもらった。
胸の奥からなにか沸いてくるような。
その感覚を思い出したんだった。
読書ってこんなものだったなぁと。
随分と遠ざかっていた。
小説と専門書や自己啓発文は全然違う。
どちらもそれぞれの役割があって良いけど、小説はなにかこう、感情で、心なのです。。
もう1つ、今の私はどうやら物語に入り込みたいらしい。
それは現実逃避したいだけなのかもしれない。
人の物語に勝手にお参加してる気分になって、現実は動いていないんだけど。
でも、それで何かを持ち帰ってくるならそういう活動も悪くない。
とはいえ長い時間、巡回したのにも関わらずレジを通らずに出た私。
ほんとうのところ何を求めていたのだろうか。最近こういうことが本当に多い。
見当たらなかったそれ。
なんだかすかすかした心で家路についた。