ここで涙を流しているのは私
だけど今の私じゃない
小さいころの私が涙を連れてきた
ねぇ思い出してって
色々好きなものあったよ
止まれないくらい笑ってた時だって
何をしても新鮮だったあの時を
キラキラした世界を感じていた
曇りのないまっさらなもの
大人になりたい?ならなきゃ?なれない?
大人ってなんだろうね。
今日、本屋でぼーっと棚を眺めていると、ある3つの文庫本の表紙が目についた。
「著者が選んだ表紙」とあった。
それは、グスタフ・クリムトの作品が表紙になっていたもの。
3冊とも原田マハさんの文庫本だった。
私の好きな詩人、長田弘さんの詩と共に1冊の本になっている。
そのときも絵画に惹かれたんだった。
何がいいとか、ここがいいとかは何ひとつ説明できない。
でもこうして違う場所で見ても目に留まって惹かれるんだなぁ。
ちゃんとあの時の私と同じ血が流れているんだなぁ。と変にうれしくなった。
思わず、グスタフ・クリムトを検索して出てきたワンピースとトップスを買ってしまった。
「接吻」という作品をモチーフにしたデザインらしい。
最近黒い服ばかり着てたし、気分転換にもいいな。(この服は黄色がメイン)
届くのが楽しみ。
こうして自分のアンテナを掴んで広げて、身辺に並べていくって大事なのだとなんとなく思う。
なによりも大事だと、なんとなく思う。