昨夜の「ヒグチアイお悩み相談&ミニライブ」の話。
お悩み相談では、何件か同じような『自信が持てません』というお悩み相談があった。
それは、自分が作ったものに対してだったり、自分自身にだったりなのだけれども。
自信が持てないという共通点。
それに対してのお答え(大体のニュアンス)
「私は自信は人から貰うものだと思ってるの。自分から湧いてくる根拠のない自信はいつかへし折れるから。私も21歳ぐらいの時だったかな?それまでは自分の歌に自信を持ってたんだけど、一気に潰れちゃって。それからだんだんと人からこの歌良いねとかこの曲素敵だねって言われるようになって…自信がついてきたの。人から褒めてもらえるとか、言ってもらえた言葉を信じられることで自信ってついていくものなんだと思う。それが本物の自信なんだと思う。」
ということだった。
私がこれを聞いて…
なるほど~。これ、どこかで聞いたことあるなぁ。
・・・そういえば、サクちゃん(桜林直子さん)が「世界は夢組と叶え組でできている」で書いていたような気がする。
サクちゃんのニュアンスは「私みたいに夢がない人や、したいことや得意なことが見つからないくて自信がない人は、まずは周りの信用できる人から褒めてもらったことを信じればいい。それが自分にあるもの」的な感じだったけど。
同じことを言っているけど、ニュアンス的には少し違うかな?
サクちゃんの方は少し後ろ向きで、アイさんの方は前向きな感じ。
アイさんの「本物の自信」というのはどうなんだろう?と少し思う「本物」とは?
自分から湧き出る自信と、他者の言葉を信じる自信。
どちらが良くて悪いとかあるのかな?
根拠のない自信も必要だと思う。
自分を根拠なく信じられるって強くない?
でも、他者の言葉を信じられることも必要だと思う。
どっちもやっぱり必要だ。
…というより順序なのかな?
最初は自分だけ。
自分だけでやってると、自分しかいないから自分を超えるごとに自信がつく。
しばらくして、人前に出る。
他者の目線が出てくる。
自分より凄い人は沢山いる→自信が潰れる
それから、自分目線と他者目線、両方の視線を浴びていく。
折れながら、超えながら-
繰り返して少しずつ実力と自信がついていくのかな?
私は少し前から人の褒め言葉が信じられない。
とここでちらほら書いていたけど、それは職場の人とか習い事の先生に言われた時なんだな、と今気付いた。
利害関係が生まれる関係というか…
関係性や雰囲気をある程度は保っていないとやりにくいから、良い言い回しをしたり、褒めて、とりあえずの雰囲気作り、と感じてしまう。
とても失礼な話だけどね。
そうなってしまうのは、自分目線の自信が無いからだと思う。
逆に私に関して情報がない状態の人から「〇〇なんですね」と言われたら、あ、私ってそんな風なんだと素直に受け入れられる。
なんと天邪鬼なんだろうか。
少しでも思っていないことは言わないはずなのだけど、どうも、もう、そういう思考になっちゃっていて、特定の人からの褒め言葉が受け止められない。
そんなんじゃ、その人との信頼関係は到底無理だ。
そういう場合は諦めることも必要なのかな?
人の言葉を信じるのは、どうしたらできるのだろうか。
それが、今はまだ、分からないんだよなぁ。
というところで行き詰まった。。。
アイさんのお悩み相談会は、とても哲学的なんだなぁ。
この方の言葉は、深い場所からどこにも当たらず、落ちることなく、欠けることなくそのまま出てきた、まっさらなものの様に感じる。
だからきっと好きなんだなぁ。
と改めて思った昨夜でした。
ライブ当たりますように…!!